修行経験@比叡山延暦寺

周りに咳をしている人が増えたな~どうしてだろう?

とボケーっと考えていたら、いつの間にか11月に突入していたのですね。

そりゃマスクマンも多くなるわけだ。

 

10月はなんか、もう、出ずっぱりな1か月でした。

内定式にはじまり、ハーフマラソン、農業体験、渓流釣り、卸売市場見学などなど。

加えて後輩の面接指導や研究室のバイト、正規のバイト。

その合間に卒論。そりゃ進まないのも理解できますね。

11月も負けないくらい充実しそうです。

 

さて、11月の連休中、天台宗総本山である比叡山延暦寺にて1泊2日のプチ出家してきました。まぁそれはそれは生活の手本となる世界だったので書き綴ろうと思います。

 

○心構え

1.いつもきれいに!

荷物はまとめて一か所にしたり、トイレのスリッパはきれいに並べたり。基本と言われれば基本ですが、普段はちょっと疎かにしがちですよね。いつ誰に見られても恥ずかしくないように、そして心を平穏に保つためにまず身の回りをきれいにすべしということです。

2.うるさくなるところこそ静かに!

食堂、風呂場、本堂など人が集まる場所はどうしてもうるさくなってしまいます。なのでそれらの場所では黙って行動すべし。そして食事中の器の置く音や咀嚼音もならないよう気をつけます。

3.迅速かつ丁寧に!

お風呂は脱衣から着衣までを10分以内、朝も起床後10分以内に出発でした。だらだらせずに素早く行動せよ。しかし雑になっては本末転倒です。素早く行動するときにこそ丁寧に。

 

○食事

少食(しょうじき):朝ごはん。おかゆ

正食(しょうじき):昼ごはん。お坊さんのメインごはんらしいですが、夕ご飯の方が豪華でした。ちなみにメニューは、味ご飯、素麺入りの汁物、漬け物。以上。

非食(ひじき):夕ごはん。「いただきものを食べてる」と解釈しごはんにカウントしないとか。バナナはおやつですか的な?ご飯、汁物、肉じゃがの肉なし、漬け物をいただきました。

食事の前にはなっがーーーーいお経を読み、やっとごはんにありつけます。ちなみに食事中は無言、正座。食べるものの器を持って食べます。

沢庵1枚を残し、お茶を注いで器をすべて沢庵で洗っていきます。これを洗鉢(せんぱつ)と言います。1つの器にお茶を集め最後はごっくん!まずくないのでご心配なく。

 

○生活

22時就寝、4時半起床というとてもとても健康的な生活。

お坊さんの鳴らす鐘の音が合図で次の行動に移ります。

毎日こんな生活をしているからなのか、お坊さん高身長なイケメンばかりでした。

起床後は座禅や参拝に出かけ、三文以上の得をしました。

 

そんなこんなで仏道の世界に魅せられた2日間でした。昔から仏道に憧れを抱いていましたが、やはりこの世界は美しい。日本の美の基盤だと思いました。

今後、日常動作の1つ1つを大切にしていきたいと思います。

お坊さん方、ありがとうございました。

 

下山途中にはロープウェイから虹がみえたり、

下山後の月は今年いちばん美しい満月だったり、

清水寺でひいたおみくじが大吉だったり。

ありがたや~~~。

 

自分と向き合うためにまた出家しようと思います!