魚大国ニッポンの国民の魚リテラシー

「日本人の魚リテラシーの低下を感じる。」

そう話したのは、産地から空港直送で新鮮かつ良質な魚の流通を行っている会社の営業担当者。

数年前に比べて、魚丸一匹が売れないという。

スーパーはもとより、飲食店でも、フィレ状など簡単に切って提供できる状態での販売をお願いされることが増えたとか。

営業担当者曰く「料理人が減り、調理人ばかりになってきた。」とのこと。

 

たしかに、スーパーでは刺身や二枚・三枚おろしにされている魚ばかりである。魚屋さんでも、処理されているものが増えているように感じる。

魚を捌くのは、想像よりも案外簡単だということに、私もつい先日実践してみて分かった。

 

日本の食文化継承のために魚を捌ける人を減らしてはいけない。

便利さだけを追求して提供・消費する状況と

魚丸々一匹を扱う機会のバランスをうまく考えていく必要がある。

 

魚大国ニッポンの国民の魚リテラシーを向上できるアクションを起こしたい。