都内の美味しいカツオのたたきのお店3店から見えてくる経営コンセプトの違い

始めて高知を訪れた際、カツオのたたきの想像をはるかに上回るおいしさが忘れられず、以降、都内でも食べられる美味しいカツオのたたき屋さんを回るようになった。

その3店舗を調べてみると、経営体制や経営コンセプトが結構異なり、面白かったので以下まとめる。

なお、あくまで各社HPから当方が読み取ったものであるため、事実誤認がある可能性ある。その点は御愛嬌。

 

1.明神丸

言わずもがな、かの有名な明神水産の経営するカツオのたたき屋さん。

こちらは、大きな漁船を所有し、カツオの漁獲量ナンバーワン。漁師までも会社の従業員。会社の組織として「漁船部」「製造部」「通販事業」「飲食事業」「農業事業」と分かれており、漁獲からお店での提供まで自前でおこなってしまう強者。ちなみに、農業事業はカツオのたたきを作る際に使う藁を皮切りに農業に足を踏み入れたのだとか。

(会社HP)www.myojin.co.jp/

 

2.わらやき屋

こちらも有名で美味しいお店。店内がおしゃれ。

こちらはダイヤモンドダイニング(DD)が経営しているお店。

DDは外食文化の創造をコンセプトに、エンターテイメント性の高い、飲食店を展開。

なので、カツオのたたきだけにこだわることなく、和洋さまざまなお店を経営。

食料は明神丸のように自分たちで漁獲・収穫するのではなさそう。仕入先のこだわりもHPからは読み取れない。

(会社HP)https://www.diamond-dining.com/

 

3.土佐清水ワールド

カツオのたたきも良いが、ブランドさば「清水さば」を始め、土佐清水周辺の食材を美味しくいただけるお店。

こちらはワールド・ワンが経営。ワールド・ワンは、「郷土と、ともに。」をコンセプトに、その地域に焦点を当て、地域の名産物をこれでもかというくらいPR。

食材調達も行政を巻き込み、県・市町村と協定を結んで行っている。

(それもあってメニューには首長の挨拶が記載されていたり、ランチョンマットにはまちの紹介が書かれていたりとなんかすごい。)

個人的にこういうコンセプトの会社好き。

(会社HP)https://www.world-one-group.co.jp/

 

ただ「美味しい」と頬張るよりも、会社のコンセプトや流通を知ると、食がより楽しくなる。

 

以上、3社の比較でした!