友人の旦那さんによる法話

高校の部活仲間のもとへ遊びに行き、新居にお邪魔した。

初対面の旦那さん(同い年)に、

私の彼が結婚してくれない件について相談した。

 

私の考えは、

・4月から2年間の地方転勤の可能性が高い。

・いつでも解消できる恋人同士で遠距離恋愛をすると、不安で仕方なくなると予想される。

・異動の前にけじめをつけたい。

という3点から年度内中に結婚したいのだが、

彼は「決心がつかない」と言うだけで、何の「決心」なのか、どうすればその決心がつくのか、私にとってはさっぱり分からなかった。

 

以上のことを旦那さんに話すと以下回答があった。

・彼は、遠距離恋愛を無事に成し遂げられたら「もうこの人しかいない」と思うのではないか。それが結婚に踏み切るための要素なのだと思う。

・結婚を男性目線で捉えると、相手に名字の変更があって多少なりとも「この人を背負っていくんだ」という責任を感じる。上手くいかなかったときには精神的ストレスだけでなくバツも与えてしまう。男性の方が結婚に対する責任を重く考えていると思う。

 

なるほどな、と思った。

私は結婚を「遠距離恋愛を成し遂げるためのお守り」程度に軽く考えていたが、案外男性の方が堅実真面目に考えているのかもしれない。

特に私は両親の離婚を見ているせいなのか、「バツがついたらどうしよう」などという心配をしていない。無理なときは無理だし。バツなんてどうでもいい。けれどこの考え方はちょっとイレギュラーだと気づいた。

 

旦那さんはお坊さんでもなんでもないけど、

とても心温まる、深い話をしてくれたので、

法話聞いたような気持ちになった。

 

素敵な夜。